« バルトーク! | メイン | 転機 »

2007.04.05

コメント

tss

トランスポートをOOA/OODできるのかなぁ、、、インターネットじゃなきゃできそうですが、、、インターネットで重要なのは「関係」でしょ。;)
そこがだめになってきてるから、オブジェクト化で見せなくするってのは足元が崩れていくのを見ないふりするオーバーレイネットワークの発想と変わらないし、そんな話じゃなさそうだし、、、もう少し解説してください。

miya


tssさま、

> インターネットで重要なのは「関係」でしょ。;)

そう、ここでもキーは「関係性」なのです!!!

 ・ 「関係性」は必ずしも明示せずに、包括的に一つの系と捉えるのが「End-to-End」

 ・ 「関係性」を切り出して明示するのが、ここで私の言いたかった「オブジェクト化」、「モジュラー化」
 

 

tss

オブジェクト化で関係性を明示する!?
おぉ、それ、某経営情報系の小さな研究会で某現代音楽家を中心にホットに議論してたりします。一度お誘いしたいです。
ちなみに、トランス"ポート"に"リンク"を抽象化して入れ込んじゃうんだとEnd-to-Endと変わらないですよね。そうじゃないとすると、、、

miya

tssさま、

 明示する際に、ある程度の(かなりの?)仮定と割り切りが必要になってしまうであろうところがチャレンジです...。

 「End-to-Endと変わらない...」のところはちょっとよくわかりませんでした。End-to-Endの捉え方が少し異なっているのかもしれません。

 ところで"現代音楽家"というのに惹かれました。興味津々です。

satoru

使う人の意思とか、使ってほしい人の思惑とかが、 object として routing に表現されるのかなあ。

関係は、point-to-point とか、end-to-end ではなくて、context で括れる仲間たちが network のなかに object として表現されるのだと思うと、すっきりするなあ。

ますます、p2p routing の概念と、抽象化可能な forwarding のいじり方に想いが及びます。:-)

miya

satoruさま、

 待ってました!コメントありがとうございます。

 問題は、「抽象化」を適切に行えるのか、ですよね。ぜひ一緒に考えてください。

wataru@example.co.jp

「トランスポート」が何を指すかによるかと。。。(語義によっては、すでにコモディティ化されたと見ることも。。。)

miya

wataruさま、

 すみません、確かに「トランスポート」という言葉を、定義せずに使いました。

 Internet系ではLocatorをエンドポイントとした通信路が「トランスポート」であり、またNGN系でも「Transport Stratum」というものがありますので、敢えて定義しませずに「そんな感じ」で使いました。両者とも"レイヤは明示せず何となく通信路"、というところで符合しています。(OSIのトランスポート層とは違います。)

 ところで、

> 語義によっては、すでにコモディティ化されたと見ることも。。。

 これはどのような語義でしょう。もし宜しかったら教えて下さい。


 

wataru@example.co.jp

>> 語義によっては、すでにコモディティ化されたと見ることも。。。
> これはどのような語義でしょう。もし宜しかったら教えて下さい。

「トランスポート」というのは、ある想定するサービスに対してそれを具現化するために必要となる「のりもの」(=輸送手段)ということなのだと思います。

たとえていうのなら、Internet系の方がおっしゃる「回線」というものも、ITU系からみれば「トランスポート」です。ISDNもSDHもATMも、ISDNやSDHやATMを提供している側からみると、ユーザに対して「トランスポート」を提供している。ITU系の標準化で議論されているNGN系における「トランスポート」は、どちらかというと、Internet系の方がおっしゃる「回線」になるのかと思います。(NGNの根幹となる、3G/4GのIMSの議論然り。携帯のhttp系は非IMSなアプリケーション?)

さらにアプリケーションの方から見れば、ISP等が提供するIP接続性の提供も「トランスポート」の提供です。

アプリケーションからみた「トランスポート」であるところの、一般ユーザのブロードバンドなインターネット接続については、日本でそれを買うというのは、いまやかなり「コモディティ化」されています。(どのプロバイダを使うかは事実上価格判断。。。)

コモディティ化の先には淘汰があり、銅線とかファイバの世界は日本においてはそこまでいきついているかと思います。(投資インセンティブが働かない→国有化&開放議論)

「トランスポート」としての携帯もだんだんそうなってきているかと思います。

(ここから先の議論は別途face-to-faceの時の方がいいかも。。。)

流しの戯言師

整理できてないまま書くのも躊躇するのですが、Web services の世界の各種概念・設計体系「オブジェクト化」、「モジュラー化」「インタフェース化」を、逆方向・下方向に写像するシナリオに将来性はありませんか?

過去の例が思い浮かばずおりますが…

この記事へのコメントは終了しました。

フォトアルバム
Powered by Typepad
登録年月 06/2006

最近のコメント