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2012.01.03

コメント

satoru

明けましておめでとうございます。痛快です!

satoru

carrier gradeという言葉自体、誰が言い出したのか、いつからか、"この機器はcarrier gradeです"とか、"carrierはcarrier gradeの機器を使うべき"という用例ですね。じゃあcarrier gradeって何者?というと分からない。元々はそれ自体それほど意味のないセールストークに登場する用語な気がしますが、通信システム設計の考え方は変わってきていると思います。それでも、震災で"carrier grade"を凌駕したシステムやサービスも、robust な"carreir grade"伝送路システムによってパケットが運ばれたために成立したのですよね。最近感じる違和感はここら辺にありマス。

wataru@example.co.jp

Miyaさま、すっかりご無沙汰しております。
アプリ/サービス視点のcarrier grade論、楽しく(?)読ませていただきました。
deploymentをするときは、信頼性とかを考慮に入れる必要もあったりと一筋縄ではいかなくなりそうですので、そこいらは、別途お話する機会があれば、です。

Miya

Satoruさま,Wataruさま,

コメントありがとうございます.「サーヴィス側面とインフラ側面とは,やはり違うのではないか」,という問いと受け取りました.これがまた結構難しくて,すぐに切り返せないでおりました.

インフラは,サーヴィスあってのインフラだとして,では,そのときの「サーヴィス」って何?と考えると,定義できない訳です.大体今は,IaaS(Infra as a Service)なんてのもあるし.

「再定義必要」といっておきながら,どう定義してよいかは,まだよくわかっていません.

cretan

"career grade" の redefine の前に、"career って何?" という問いが先に来るのでは?

その過程で、いろいろしがらみがあるものの、career が revenue を上げ存続するための "service" が登場し、それを実現・担保するための "infrastructure" が登場してくるのでは?

そして、これらで user, career, gov. などから合意を得た quality が、 "redefined career grade" となり得るような。

と、釈迦に説法ですが徒然に……

Miya

三浦社長の声明:
「よりサーヴィスに関わる研究を」

http://www.rbbtoday.com/article/2012/02/17/86397.html

バッタもんにはパチもん

1年以上前のネタですが...

昔の通信事情はよくご存じの方のようですが、今はマーケットが全然変わっちゃったんですよね。私もどのような成り行きか"Carrier Grade"な機器を作っているんですが、これを真っ先に持って行く先は「ATMを入れたくても入れられない国」なんです。携帯網向けの機器なんですが、それこそ2Gから4Gまでやらなければならない、けど物理的な回線はEthernet以外引けないという国は山ほどあります(その点日本は例外中の例外で、少なくとも仕様決定で支配的にはなりません)。そのような国は、ATMの代わりに使えるという意味での"Carrier Grade"を必要としているわけです。

ついでに、クラウドだってデータセンターにロシアの隕石みたいなものが落ちてきたら生き残れるかどうかはわからないですよね? 例の地震の時も、たまたまデータセンターが揺れの強いところになかっただけで。自分はむしろ、たとえば中東地域で相次いだ民主化デモで一人一人に携帯端末を通じたインターネットへのアクセス手段が提供されていたことの方がよほど歴史に残ると思っています。

Miya

とても参考になります。ありがとうございます。

場所によって状況が異なり、さらに日々状況は変わっている。design principleも相対的なものに過ぎない。(周囲と比較してどうか、過去と比較してどうか..。)「何が当たり前か」が異なるので、「何がチャレンジか」も異なる。。

この記事も1年以上経ってみると、今は昔の感がありますね。「インフラ」って、当時は「キャリアの通信基盤」という意味で使ってましたが、今や、日本で一般的に意味されるのは「仮想化基盤」です。今は、インフラエンジニアというと、仮想化サーバを設計・運用する人を指すことが多いように思います。

そのような中、design principleを議論するのは意味が無いかもしれない。いや、そのような中だからこそ、design principleの違いや変遷を議論する必要があるのかも。

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登録年月 06/2006

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