そういえば、電話の使い方ってここ10年くらいで随分変わった。昔、新入社員だった頃は電話研修なるものがあって、上司や同僚にかかってきた電話の応答や、国際電話の受け方、かけ方などを習ったものだ。今は殆どdial-inだし、そもそもオフィスの電話は内線のためにあるようなもので、外からの電話は殆ど携帯にかかってくる。しかも、通常はメールを使うので、そもそも電話は殆ど使わない。職種にも依るだろうが、私の場合、通信手段の7-80%はメール。リアルタイムで話す必要のあるときはChat。リアルタイムで話す必要があり、かつChatでも足りない、もしくはオンラインでないときだけ、携帯にかかってくる、というのが、最近の生活ではないかと思う。
...という訳で(?)、大失敗をやらかしてしまいました。転職して3ヶ月経ったが、外線から電話がかかってきたことは、数回しかない。最初の2,3回は少し緊張していたものの、最近は少しそれが緩んでいたと思う。かかってきた電話を取るなり、「Cisco Systemsでございます...。」!
Juniperに電話して、Ciscoです、と言われたら、さぞ面喰うことであろう。あたふたと会社名を言い直したが、なんとも決まりが悪い。お客様だったらどうしよう。。。。(しかし、電話の主はヘッドハンターで、しかもちょっと怪しい外国人だったからよかった。「So... I've just switched jobs. I would not change jobs for now. 」とだけ言ってさっさと切った。)
もう一つ失敗談。携帯への着信があり、履歴を見ると見慣れた電話番号のような気がしたので、すかさずコールバックして「もしもし、電話を戴きましたか?」と親しげに話しかけてしまったら、グループ代表番号にかかったようで、出てくださった方を困惑させてしまった。
プライヴェートでも、固定電話にかかってくるのは、セールスや勧誘の類ばかりである。そのためか、留守宅の子供たちもあまり固定電話には出てくれない。連絡を取りたいときは、長女の携帯にかける。(次女にはまだ持たせていないので。)
子供たちも、どうしても用があるときは、携帯を使って、携帯にかけてくる。しかし電話を受けると、「あのさー」、という弛緩しきった声。思わずずっこける。「こら、名前くらい名乗りなさい。」と言うと、「え?だってわかるでしょ?」確かに、着信時に表示されるからわかっている。でも、いきなり、「あのさー」は無いだろう。全く教育がなってない。って私だ。
その気持ちが良く解ります。
ぼくの場合は、前の会社名(P)を名乗ってしまったのではなく、更に遡って前の前の会社名(T)を名乗ってしまいました。
しかも、着信ではなく、自分から発信した電話で。
救いようがないと思いました。
投稿情報: あきりゃ | 2007.09.13 02:04
あきりゃさん、
その気持ちよくわかります!発信でやるとはつわものですね。:)
でも、この電話の使い方の変化は、識別主体は所属ではなく個人になってきた、ということだと思います。だから、どの会社名であろうと、あきりゃさんはあきりゃさんなので、大丈夫です。
投稿情報: Miya | 2007.09.13 23:33
ご無沙汰してます・・・
あまりに面白かったので、初コメントしちゃいます。
私も転職当初、電話に出るときは一呼吸おいて「えーと、シスコじゃなくて・・・◯◯◯◯◯(今の会社名)です」と頭のなかで考えてから取ってましたよ。 怖かったです。
Juniperに電話してCiscoですって、お客さんだったら「あ、間違えた」って思ったでしょうね 笑
Miyaさんのお母さんっぷりがおもしろいので、子育てネタがとても好きです!
それはそうと、お食事会、いいかげん実現させましょうね。別途メールします。
投稿情報: green | 2007.09.14 00:16
おお、みどりさん、どうしてる?
環境問題もルーティングのリソース問題もすごく似ていますね。管理・規制か、思想・アーキテクチャか、経済的インセンティヴ・市場原理か...。久しぶりに会ってお話したいです!
投稿情報: Miya | 2007.09.14 00:40