次女のパジャマ姿は非常に情けない。寝相が悪いのでかぶりタイプのものにしているが、裏返しだったり、うしろまえだったり、まともに着ているためしがない。「だらしないなぁ。何でそうなの?」と言うと、「誰に見られる訳でもないからね。いいでしょ。」 いやいやそういうことではなくて。
よくよく訊くと、脱いだ時にくしゃくしゃとしまうが、それをそのまま取り出して、一番手間のかからないようにして着るようにしているそうだ。だから脱いだときに裏返しになってしまえばそのまま着る。取り出した時にうしろまえになっていてもそのまま着る。ははぁ、さようでございますか。しかし、いつもいつもまともではない、というのはどういうことだ。
すると長女が、「でも、裏表と後ろ前があるから、確率は4分の1だよ。」とぼそっと言う。おおお、そう来るか。すばらしいぞ。「いや、シャツだけでなくズボンもあるからね。すべてがまともに揃う確率はいくつになるかな。」...嬉しくなってつい乗る私。「4分の1と4分の1だから...、8分の2かな。」とアホをかます次女。「16分の1」さすが長女。
そう。16分の1。だから一か月のうちに2回もまともにはならない訳だね。親としては本当は、だらしなさを諭さないといけないのだろうが、「お、今日は上は合っているのに、ズボンが後ろ前だね。」とか、すっかり愉しんでいる。このランダム性、コンピュータでつくりだすのはすごい難しいんだよ。さらに、ランダムであるということを証明する方法はないんだ。...と蘊蓄をたれようとすると、アホ娘たちはこぞってどこかに走り去ってしまった。
いつも読ませていただいてます。日常での、まさに面白いことを発見してそれを面白がるエピソードたのしいです。シャツをボタンどめにしたとたん、2分の1になりますかね。それともそれはうらぎられますかね。^_^
投稿情報: mwtr | 2008.04.03 01:46