大分歳下だけれども、大切な友人がいる。ピアニストの薗田奈緒子さん。桐朋をトップで卒業し、今は、ベルリン芸術大学でさらに研鑽を積んでいる。
何というかまっすぐな性格で、思ったら即行動に移すし、しかも、とことんまでやる。わからないことはわからないとはっきり言うし、根が正直なので、思ったことがすぐ顔に出る、いや、行動に現れる。頭の回転も速い(そうでなければ楽器はうまくなりません..)が、その分必要以上に考えて、落ち込んだりもしている。
そのピアノは、正統派。ドイツ音楽を骨太にしっかり弾くのが得意だけれども、そのしっかり系の音で紡いだラヴェルやショパンの美しいこと。一音たりとも疎かにしない、粒のたった硬柔自在な音色はまさにドイツクラシックのものだが、実はそれ以外の音楽にも却って効果的だ。(本人はショパンは物足りないとか言っていたが。。)
その薗田さんが、最近このBlogにコメントをつけてくれて、さらにご自分のBlogも開始したとのこと。留学が決まったばかりの頃、「モデムって何ですかー?」「LANって?」と質問攻めにあっていた私としては、老婆心ながら心配でたまらない。spamやphishing、いやがらせを受けたりしないか。PCに向かうことに時間を費やし過ぎてしまわないか。
それでも、自らを分析し文章にする作業は、自分で自分のセラピストになることと等しく、また、同志や仲間たちとのコミュニケーションは、異国で暮らす身には心強いこともあろう、と思い、大逡巡の末、Mixiにinviteすることにした。それも、「おさらいの時間や睡眠時間を侵食しないように。」などという、エラそうな但し書き付きで。
そうしたら、何と、驚いたことに、彼女はとっくの昔からMixiの住人だった!!しかも、多くの留学仲間、音楽仲間とともに。(かなーり恥ずかしいメールを書いてしまったことになる。)
私がMixi始めたのは最近だけれども、古くはNetNews, CompuServe/NiftyServe、最近ではOrkutを一通り使ってきた上で、この種のメディアは理系ヲタクのためのもの、と思いこんでいた。しかしそうではなかった。音大生、音楽留学生が、当然のように、使いこなしている。これはどう理解すべきだろうか。
(仮説1)SNSなんて携帯と同じ。今や誰でも使っている。
(仮説2)音大生、音楽留学生の生態は理系ヲタクに近い。
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